家族や少人数で、おうちで過ごすことが増えた今、「ウッドデッキ」に注目が集まっています。そよかぜが気持ちのよい季節になったら、ウッドデッキはアウトドアリビングとして大活躍しそうですよね。夢は膨らみますが、ウッドデッキには、いったいどんな種類があるのか気になりますよね。この記事では、ウッドデッキの主要メーカー各社の商品ラインナップを徹底調査してみたいと思います。
目次
ウッドデッキ主要メーカーの人気商品を徹底調査!
国内主要メーカー3選
「LIXIL」のウッドデッキ人気のラインナップ紹介
①レストステージ
②樹ら楽ステージ(木彫)
「YKK AP」のウッドデッキ人気のラインナップ紹介
①リウッドデッキ200(通常タイプ)
②リウッドデッキ200(段床セット)
「三協アルミ」のウッドデッキ人気のラインナップ紹介
①ひとと木2
②ガーデンフロア ラステラ
その他メーカーのウッドデッキ人気のラインナップ紹介
①タカショー「エバーエコウッドⅡ」
②タカショー「天然木タンモクアッシュデッキセット」
③四国化成「ファンデッキHG」
④MINO「彩木ガーデンデッキ」
まとめ
ウッドデッキ主要メーカーの人気商品を徹底調査!
「我が家の庭にウッドデッキをつけたい!」と思ったら、DIYの得意な方なら材料を買って自分で施工するなんてこともあるかもしれませんが、腕に自信がある方も、そうでない方も、「どんなウッドデッキにすればよいか」は悩みどころですよね。「価格重視」で選んで本当に後悔することにならないでしょうか?
エクステリア専門店や外構工事専門業者さんにおまかせすれば、商品パンフレットを持って打ち合わせにきてくれるので、何も心配はいりませんが、どんな商品があるのか、なぜ人気なのか等を事前に下調べしておけば、紹介された商品の違いも分かり易く、打合ち合わせもスムーズにいきますよね。
こちらの記事では、ウッドデッキの国内主要メーカーの、人気商品をご紹介したいと思います。
国内主要メーカーTOP3
まずは、ここを知っておけば間違いないという、日本国内シェアTOP3のメーカーをご紹介します。
①LIXIL(リクシル)
②YKKAP(ワイケーケーエーピー)
③三協アルミ
どのメーカーも、窓サッシやフェンスなどで有名ですよね。
ウッドデッキもこれらのエクステリア同様、屋外に設置するものなので、雨にも風にも強いアルミ製品のパイオニア企業が最も得意とする分野です。
どのメーカーも、主力商品は、おがくずとプラスチックを混ぜた「人工木」のウッドデッキなので、腐れや白アリに強くローメンテナンス、そして簡単に加工できるので工賃もお安めにできるのも特徴です。
誰もが見聞きしたことがある有名企業ばかりなので、安心して注文することができそうですね。
LIXILのウッドデッキ人気のラインナップ紹介
ウッドデッキの人気ナンバーワンメーカーはLIXILです。およそ4割のお客様がLIXILを選ばれるのだとか。人気の秘密はなんでしょうか?
LIXILは「昔は確か違う名前だったのでは?」と記憶している方も多いのではないでしょうか。40代以上の方なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、昔は「トステム」という社名でした(さらに昔はトーヨーサッシ)。トステムはINAX・新日軽・サンウエーブ工業・東洋エクステリア(TOEX)と統合し、現社名のLIXILになったのです。住宅資材・住宅設備機器パイオニアが集結しているメーカーなので、人気ナンバーワンなのもうなずけますね。
では、LIXILの人気のウッドデッキを見てみましょう。
①レストステージ
「レストステージ」はLIXILの一般グレードのウッドデッキシリーズです。アプローチやバルコニー、玄関などとの統一感を重視したベーシックな3色のバリエーションで、色あせなどの経年変化が少なく、腐りにくい人工木なので長期間安心して美しく使えると人気です。
また、床板幅は195mm(目地込:200mmピッチ)と広めなので、床板の枚数や固定金具の数量も少なく済み、比較的お求めやすい価格なのも人気の理由です。
土汚れは水洗いできれいになり、表面のキズは紙やすりで簡単に補修できるので、メンテナンスに手間がかからないのも嬉しいポイント。
さらにLIXILのウッドデッキは専用の金具で床板同士を連結する「横止め施工」なので表面に金具やネジが見えないので、床板の目地が均一に施工でき、美しい仕上がりになります。
②樹ら楽ステージ
こちらの「樹ら楽ステージ」はLIXILのウッドデッキの大本命。多くの方が選ばれるベストセラーです。豊富なプランと5色のカラーバリエーションで、ご希望に沿ったウッドデッキに仕上がります。ちなみに「樹ら楽」は「きらら」と読みます。かわいいですね。
では、特徴を見てみましょう。
樹脂を混ぜた人工木と聞くと天然木とは程遠いカラーをイメージしてしまいますが、「樹ら楽ステージ」ならインテリアにも調和するナチュラルカラーが揃っています。とにかく「色にもこだわりたい」という方は板のサンプルを取り寄せて実物を見て決めるといいと思います。人工木は加工しやすいので、ご自宅の敷地に合わせて自由な形に作れます。
そして何よりの特徴はその「性能」にあります。「樹ら楽ステージ」のいくつかのカラーは、太陽光を反射する顔料を使用しているため、表面が熱くならず、床板の温度上昇を抑えるという特徴があります。
ウッドデッキは素足でくつろぐイメージがあるかもしれませんが、商品によっては、真夏の直射日光で表面が60℃にまで上昇することもあるのです。しかしこの「樹ら楽ステージ」は、従来品に比べ最大10℃ほど表面温度が低かったという社内試験結果が出ているんですよ。
※太陽光を反射するカラーは、ライトウッド、ミディアムウッドが対象です。ペールウッドは淡い色調にすることにより、熱くなりにくくしているそうです。
他にも、板の肌が粗くて滑りにくいこと、反りを起こしにくい板材であることなど、使用面でも安心できますね。なお、「樹ら楽ステージ」のワンランク上の「樹ら楽ステージ木彫」もおすすめです。板に溝を付けて天然木のような自然な風合いになっています。
YKK APのウッドデッキ人気のラインナップ紹介
次に人気なのがYKKAPのウッドデッキです。
YKKというと、ファスナーなどで有名な企業ですが、「YKK AP」は窓やサッシ・ドアなどのアルミ建材部門です。こちらも、テレビCMでお馴染みなので、どなたでも知っている会社です。
そんなYKKAPの人気商品は「リウッドデッキ200」です。リウッドはその名のとおり、木粉にプラスチックを混ぜた再生木なのですが、製造過程で接着剤を使用しないため、有害物質が出にくいという特徴があります。住む人の健康を考えたノンホルムアルデヒト商品なので、小さなお子様やアレルギーのある方でも安心して使用できそうですね。
①リウッドデッキ200(通常タイプ)
耐候性、耐腐朽性、耐水性、硬度などの特徴は、他社商品同様に優れている商品です。では他社製品とどこが違うのがあげてみましょう。リウッドデッキは、デッキ材の一枚一枚の目地が3mmと狭く、隙間がないのが特徴です。物がデッキ下に落下することがないので安心ですね。また、隙間がないため日光が漏れないので、下から雑草が生えにくいという利点もあるんですよ。ウッドデッキの雑草取りは、かがんで手を伸ばさないと取れないので、意外とやっかいなものです。雑草が生えない仕組みは嬉しいですよね。
また、カラーバリエーションも5色で、同シリーズのフェンス、パーティション、門扉などオプションのラインナップが豊富な点も魅力です。
②リウッドデッキ200(段床セット)
リウッドデッキ200を使ったウッドデッキで、もう一つおすすめしたいのが「段床セット」です。ウッドデッキは、大抵のご家庭はリビングの掃き出し窓と同じ高さに設置するので、庭の地面より50cmほど高く設置すると思います。そこで、ウッドデッキ専用のステップや階段が必要になるのですが「もうワンランク上の仕上がりにしたい」とお思いの方には「段床タイプ」をおすすめします。
ウッドデッキをひな壇のように設置するので、その分お値段も上がりますが、ステップよりもはるかに高級感にあふれ、お値段以上の仕上がりになること間違いなしです。
三協アルミのウッドデッキ人気のラインナップ紹介
三協アルミは、サッシを中心としてビル建材や住宅・エクステリア建材を主に取り扱うメーカーです。上記2社に比べると、マイホーム建設中でもないと一般人にはなじみがないかもしれませんが、ウッドデッキをお考えの方なら「ひとと木」の名前は聞いたことあるかもしれませんね。
①ひとと木2
「ひとと木2」も天然木の風合いの、メンテナンスが容易な人工木のデッキとなります。木粉を配合したプラスチックでぬくもりのある柔らかい質感。シロアリなどを寄せ付けません。経年劣化による色褪せも少ないので塗り替えも必要なしです。もしデッキ板がキズになったら、サンドペーパーで磨くだけで容易に補修できるんですよ。プラスチック製なので自由自在に設計でき、加工も簡単で、手間がかかりません。
「ひとと木2」には、ノーマルタイプの「床板」と、表面に凸凹を施してより天然木に似せた「木目床板」の2種類があります。モカブラウンと、ローズウッドの2つのカラーのみ、遮熱顔料を混ぜたタイプも用意されており、従来品より最大10℃表面温度を低く抑えることが可能です。水洗いも簡単にできるので、バーベキューなどの飲食をしても安心ですね。
②ガーデンフロア ラステラ
ガーデンフロア「ラステラ」は、ウッドデッキでもない、タイルでもない。モダンでシックな「屋外フローリング」とのことで、他にはないちょっと個性的な商品です。床板は274mmとワイド幅なので、タイルのような雰囲気でもあります。カラーバリエーションは、どのカラーも上質なマーブル模様が施され、優雅で高級感あふれる印象となっています。
ガーデンフロア「ラステラ」のウッドデッキを床板が張り出した「床張りだし収まり」という施工方法で作ると、フロアが浮いているような見た目となり、まるで高級なリゾート施設のようで人気があります。
その他メーカーのウッドデッキ人気のラインナップ紹介
ここまでにご紹介した大手主要メーカーのほかにも、人気のウッドデッキはあります。メーカーの名前はご存知なくても、ウッドデッキ業界からは信頼されている商品も多くありますので、「価格重視」という方や、「どうしても天然木がいい!」という方はぜひチェックしてみてくださいね。こだわりの一品が見つかるかもしれません。
①タカショー「エバーエコウッドⅡ」
再生材を使用した人工木で、名前に「エコ」と入っているとおり、廃木材と廃プラスチックを原料に使用しています。そのため比較的安価に作ることができるんですよ。廃材と言っても強度や安全性、デッキ表面の温度軽減、腐りにくさなどは他社製品にも劣りません。手すりなどのパーツも豊富です。
②タカショー「天然木タンモクアッシュデッキセット」
こちらは今までご紹介した商品とは違い、天然木の商品です。北欧産のパイン材に特殊高温処理をしています。そのため防腐剤を使用せずとも腐りにくい、丈夫な床板になっています。束柱のみアルミ角柱を使用した「天然木+アルミ柱」の合わせ技。人工木はあくまでもプラスチックなので、どうしても天然木にこだわりたい人に人気です。新ジョイントシステムで、表面にビスが見えてこない加工も可能だとか。
③四国化成「ファンデッキHG」
四国化成というメーカー名も、一般の方は見聞きすることはないかもしれませんね。自然にやさしい安らぎの空間をコンセプトにウッドデッキなどの住宅用エクステリアを展開しています。
「ファンデッキHG」の特徴としては、腐りにくい人工木でローメンテナンス、加工がしやすいというのは他社商品と同様に優れています。特筆すべきは、ウッドデッキのコーナー用の様々な幕板が用意されているので、ご用途に合わせて加工の幅が広がります。
④MINO「彩木ガーデンデッキ」
MINOは聞きなれない社名かもしれませんが「彩木(あやぎ)」という床板が出た時には画期的商品と謳われていたので、ウッドデッキを検討中の方なら見たことがあるかもしれませんね。
こちらの床材の最大の特徴は、今までのプラスチックを混ぜた人工木とは違い、発泡ウレタン樹脂でできているということ。板の中にはアルミの芯材が入っているので強さも兼ね揃えます。発泡ウレタンなので真夏の直射日光でも熱くならず、素足でも歩けるのだとか。他社の遮熱性の人工木でも最大50℃にはなるので、裸足では歩けません。これはアドバンテージがありますね。
まとめ
今人気のウッドデッキメーカーの主力商品について徹底調査してみました。気になった商品はあったでしょうか。何か質問・疑問が起こったら、エクステリア専門業者に連絡して、気軽にお尋ねくださいね。たいていのウッドデッキ商品には、短く切った床板のサンプルがありますので、実際に目で見て、触ってみて、ご自宅に合ったウッドデッキを作ってくださいね。