ヤナギの木からオレンジ色の樹液が!!

岡山市内でお庭の手入れに入らせて頂いている医院へ訪れると、なにやらヤナギの木にグロテスクで黒ずんだオレンジ色のドロッとした物体が…。

ヤナギの木から溢れ出るオレンジ色の物体

この正体はどうやら「樹液酵母」と呼ばれる樹液でした。
本来樹液はほぼ透明なのですが、このような色に変わる原因はフリザムというカビが増殖したために、このようなオレンジ色になっている模様です。

正体は樹液酵母

見た目からして病気ではないか?とお客様も心配されていましたが、庭師にも確認したところ病気ではないんだとか。
樹液は人で例えるとかさぶたのような物です。何かの影響で付いた傷口を保護したり補修する役目をするため、取り除くのも樹木にとっては逆効果となります。
少々グロテスクですが、今回はあえて処置などせずそのままにすることとなりました。

樹液酵母が発生する状態になりやすい木は、糖分が多く樹液の出やすいカエデ、シラカバ、ミズキなどの様です。
今回はヤナギの木でしたが、樹液が出る木であれば発生する可能性は十分にあります。
写真でも分かるように不気味でグロテスクですが、気になる方は良かったら探してみてはいかがでしょう?もしかすると、身近にも発生してるかもしれません。

このような、樹木に関する心配事等、ちょっとした気になることがあればお気軽にご相談ください。
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