花も楽しめる「ドライガーデン」の庭づくり

お花も楽しめる「ドライガーデン」の庭づくり

新居を建築されていた施主様より、道路に面した植栽スペースにドライガーデンの作成をご依頼いただきました。

新居はグレーのタイルにウッドのアクセントがスタイリッシュな外観です。

植栽場所は200㎝×70㎝のスペース

オープン外構の道路に面した部分に外観に合わせた機能門柱が設置された200㎝×70㎝ほどの西向きのスペースが植栽場所です。

外構工事の最中にハウスメーカーさんと外構業者さんにも事前にご挨拶と工期の打合せをさせていただき、機能門柱の設置や土間コンクリートの敷設が完了した段階で外観の仕上げとして施工に入らせていただくことになりました。

イメージに合わせた植物とデザインのご提案

施主様（奥様）のご要望は「ドライガーデンでも華やかさも欲しい」とのことで、植物選びからガーデナーさんにご提案をお願いしました。

施主様のご希望に沿ったご提案

こちらがガーデナーさんからのご提案デザイン↑ユッカ・ロストラータやアガベなどのドライガーデンの定番の樹種に加え、樹形や花が個性的なオージープランツも取り入れたデザインを提案していただき、施主様にもすぐにお気に召していただけました☆

化粧砂利や石の色は事前にご希望をお伺いしてグレー系をベースにご用意することになりました。
また植物は施工日のタイミングで実際にどんなものが入手できるかわからない部分もあったため、ガーデナーさんが市場に仕入れに行って少し多めにご用意いただいた中から、当日施主様に選んでいただくことになりました。

施工時間は約３時間

施工日当日はお天気もよく、施主様お立会いの元、まずは鉢で仮置きをして植物を選び、配置を決めてから始めました。

まずは鉢のまま仮置きしてからスタート

まずはメインツリーとなるユッカ・ロストラータの植栽から。

メインツリーのユッカから植栽

植栽スペースの中の土は建築前の土壌のままだったので、ガラや石などを取り除いてから専用の用土や殺菌剤なども入れて土壌改良しました。

石やガラを除去し殺菌剤を鋤き込みます

植物の位置が決まったら、ドライガーデンの重要なポイントでもある石を配置していきます。

化粧砂利が入った後のことも想定して高さも見ながら設置します。

個性的な花が咲くキングプロテアとアガベ・アテナータの鮮やかな緑がドライガーデンを華やかな印象にします。

植物と石の設置の後は、ユッカの下葉や下草のフェスツカグラウカなどを剪定して見映えを整えました。

ユッカの下葉はカットします

化粧砂利が入る前の状態はこちら。

化粧砂利を入れる前の状態

最後に化粧砂利を入れると一気にスタイリッシュになります。しかも偶然にも敷地の周りに敷かれていた化粧砂利と色がぴったり！

化粧砂利を入れたらいよいよ完成です。

お花も楽しめる「ドライガーデン」の完成

Before

After

ドライガーデンの常連とも言えるユッカ・ロストラータやアガベ・アテナータ、アガベ・ブルーグロー、アガベ・アメリカーナなど種類の違うアガベと、女性に人気のオージープランツのカンガルーポウや、耐暑性・耐寒性共にありながらワイルドな花が咲く南アフリカ原産のキングプロテアやトリトマなどの品種も入れて、お花も楽しめるドライガーデンに仕上がりました。

成長が緩やかで乾燥や病害虫にも強いため、お手入れが楽というドライガーデンの最大のメリットもありながら、華やかさもあるおしゃれな植栽スペースの完成に、通り過ぎるご近所の方々からも「素敵ね～」とたくさんお声を掛けていただきました。