サザンカ(山茶花)の剪定の剪定!剪定のプロが方法を伝授します
ツバキ(椿)に似たサザンカ(山茶花)。自分で剪定したいけど、失敗して枯らしたり、傷めてしまったらどうしよう・・・。そんな方に、サザンカ(山茶花)の剪定方法やコツ、剪定時期についてご紹介します。
目次
サザンカ(山茶花)の基礎知識
サザンカ(山茶花)の特長
サザンカ(山茶花)の剪定方法
サザンカ(山茶花)を剪定する時期は?
サザンカ(山茶花)を剪定のコツ
自分での剪定は事故に注意!
サザンカ(山茶花)の基礎知識
学名:Camellia sasanqua
科名:ツバキ科
属名:ツバキ属(カメリア属)
原産地:日本
和名:サザンカ(山茶花)
英名:Sasanqua camellia
樹高:中高木
常落区分:常緑性
日照:日なた
耐暑:強い
耐寒:普通
開花期:10月~12月(サザンカ系園芸品種群)、11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)、12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群)
花色:白、ピンク、赤、複色
剪定時期:1月~4月
記念樹:「故人を偲ぶ」「退職記念」に向いています。花全体が落ちるツバキに対し、花びら単位で散るサザンカの方が縁起が良いという説もあります。詳しくはこちらから
花言葉:「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」
サザンカ(山茶花)の特長
10~12月頃が開花の最盛期の冬の花です。 よく似ている椿(ツバキ)が、花が散る時に、花首から落ちるのに対して、花びらがバラバラに落ちるので見分けられます。 冬咲きのものが多く、葉がやや小さいといった違いがあります。花は一重のものが多く椿(ツバキ)に比べると控えめな感じです。葉はやや厚くて、葉縁にはギザギザがあります。
その昔、花首から落ちる椿(ツバキ)が「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードは有名です。
サザンカ(山茶花)の剪定方法
最初に、不要な枝(交差している枝、幹の方に向かっている枝、下方に下がっている枝)を根元から剪定します。次に、枝ごとに葉を3枚ほど残す程度で、葉のすぐ上で剪定していきます。また、生垣で使う場合は、全体の形を決めて刈り込みばさみなどで剪定いたします。特に、角を意識して作ると綺麗に見えます。
サザンカ(山茶花)を剪定する時期は?
2~4月頃に剪定してください。花が終わった後、剪定に取りかかってください。ただ4月は、害虫も動き出す時期ですので3月頃が剪定に最良です。逆に、剪定をしていけないのは、6月以降は花芽(つぼみがついている芽)を形成する時期となります。この時期に剪定をしてしまうと花が咲きにくくなる可能性があります。
サザンカ(山茶花)剪定のコツ
生垣で使う場合は、刈り込みばさみを持つ左手を固定し、右手だけ動かすようにすると、刈り込みすぎることもなく、安定して刈り込めます。刈り込んだ後、枝が生垣のさきに出ている場合は少し内側で枝を切るようにしてください。
2024年1月30日更新
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎