現代社会ではペットも家族の一員として長い間を共に過ごす大切な家族という存在となりました。外構エクステリアも犬を重視した外構エクステリアを指して、「愛犬家エクステリア」と言われるようになりました。このページでは愛犬が喜ぶ外構エクステリアののポイントをご紹介しています。
犬をお庭で飼うために必要なエクステリア設備
お庭や自宅の敷地内で犬を放し飼いにする場合は、お庭や敷地が柵やフェンスで囲う必要があります。柵やフェンスで敷地外に出てしまわないようにするとともに、出入り口を設ける必要があります。また、リードをつなぐポールや屋外用のトイレ、足などを洗う屋外水栓なども必要となります。特に晴れた日などはお庭での青空シャンプーをしても歓びます。
〔犬をお庭で飼うためのエクステリアの一例〕
・柵、フェンス
・出入口
・リードフックポール
・屋外用トイレ
・屋外水栓
・デッキ、縁側
犬に優しいエクステリアのポイント
犬は環境にとても敏感で、ちょっとしたことでストレスになったり、最悪の場合は病気になったり。愛犬との暮らしを大切に考え人と犬とが共生できる空間づくりを考えましょう。
床材
犬の肉球はとても敏感で、床の表面温度の熱さや冷たさがストレスになったり、場合によっては病気の原因にも。また、硬い床やすべる床は犬の足腰を傷める原因にもなるため、熱がこもらず、角がなくて踏み心地もソフトな床材を選びましょう。特にオススメは芝生で、手入れが必要ですが犬には最適です。天然芝の次にオススメなものは人工芝。最近の人工芝は天然に近い質感のものもあり、排泄物の処理なども楽なため、多くの場所で用いられています。ヒノキチップは防虫、防臭効果が高く、自然と土に還る天然素材です。ゴムチップ舗装は小さなお子様が遊ぶ場所などに敷いてあり、弾力があって滑りにくい素材で犬の運動にも向いている床材です。但し、ゴムチップを敷くには下をコンクリートにする必要がありますので、排泄物の処理には手間がかかります。真砂土は公園などに多く使用されている土で、照り返しも少なく犬には向いていますが、雨後の手入れなどが逆に手間になります。
段差
犬の健康のために段差を設けるのもひとつの方法ですが、ひざ下の負担を考え、犬の大きさに合わせた高さを検討しましょう。また老犬になった場合などは、ちょっとの段差でも上り下りを敬遠するようになる場合もあるため、一部をスロープにしておくのもひとつの方法です。
日差しを遮断
体高が低い犬にとって真夏の日差しや照り返しの熱は大変危険です。犬には肉球にしか汗腺がないため、発汗による体温調節ができにくいため、日差しを遮るシェードなども検討しましょう。コンクリートは日なたでは温度が高くなりますが、日陰などはコンクリートの方がひんやりとして気持ち良い場合もあるため、日陰に土間コンクリートのエリアを作るのも一案です。
シャワー
外から部屋へ上がる近辺には犬の足を洗う水場があったら便利です。お散歩帰りの犬の足を洗ったり、天気が良い日には青空シャンプーで楽しくスッキリに。できることなら温水のシャワー水栓が用意できれば冬場も安心です。
犬に有害な植物
犬が誤って食べたりしたら危険な植物はお庭には植えないようにしましょう。どうしても植える場合は犬の移動エリアと区分するか、犬の届かない高い場所へ鉢を置くなどの配慮を。
中毒を起こしやすい植物
アサガオ、アザレア、アマリリス、アロエ、イヌサフラン、ウマノアシガタ、オシロイバナ、クリスマスローズ、ゴクラクチョウカ、タバコ、ニセアカシカ、ヒガンバナ、フジ、フジバカマ、ポインセチア、ホウセンカ、ユズリハ、ヨウシュウヤマゴボウ
毒を持っている植物
キョウチクトウ、シキミ、スズラン、トウゴマ、ドクウツギ、ドクゼリ、トリカブト、バイケイソウ
我が家の愛犬も今年で18歳。家族の一員を超えて家族そのものの存在です。とはいうものの老犬の年齢になりましたので、足腰が少し弱ってきた模様です。犬も人間と同様にバリアフリーが必要だと強く感じています。犬が元気良く過ごすことができる空間は、一緒に過ごす家族にとっても大変心地よいものですから、犬と人間の両方が心や休まる空間を作っていきたいものですね。
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2024年1月30日更新
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎